タロット占いの詳しい解釈と意味　小アルカナ『ソードの６（Ⅵ）』

タロット占い

背景の空は、灰色一色です。その下には木々が立ち並ぶ地上と水面が水色で描かれています。まるで、長い夜が明ける前の澄み渡った空気と静けさが漂っているようです。

渡し舟のような小さな船を漕ぐ男性の前には、母親らしき女性と子どもがぴったりと寄り添いながら座っています。女性は、大きな布で頭からすっぽりと体をおおい、下を向いています。そのうつむき加減は、後ろめたいことでもあるのでしょうか。まるで何かから逃げるような後ろ姿です。そして彼女達の前方には、なぜか６本のソード（剣）が刺さっています。

船は、夜明け前の薄暗い中を緩やかな波を立てながらゆっくりと前に進んでいます。

船頭が漕ぐ船が水上を進む様子や親子の後ろ姿は、頼りなさげです。苦しい状況からなんとか逃れて明るい新天地を求めて旅立つ姿は、発展途上の言葉がピッタリに感じます。

トラブルが少しずつ解決の方向に動き出し、良い状態を期待できます。
苦しい現状から抜け出すチャンスがきます。

～人間関係全般～

同じような夢や目標を持つ相手に出会えそうです。

パートナー（恋人や夫）がいる場合…お互いの価値観を理解しあえるようになります。

パートナーがいない（募集中の）場合…新しい出会いに期待が持てそうです。

こころに思う（片思いの）人がいる場合…２人の中を取り持ってくれるキューピットが現れれるかもしれません。

仕事面…仕事をやりこなします。出張をはじめ異動や転職などの動きがありそうです。

健康面…病気は快方に向かいます。

経済面…困窮状態から脱出できます。

無理にトラブルの元凶や過去を断ち切れば、弊害がでます。特に人間関係において相手を遠ざければ、ひと波乱がおきても仕方ありません。嵐が治まるのを我慢強く待ちましょう。
もしできるなら、今いる場所より新しい場所に移った方が運気的には吉ですが、一時的に避難して様子を見る方法もあります。
どちらにせよ、あなたが変わり、あなたが行動するしかなさそうです。

トラブルに巻き込まれて、どうなるかわからない状態に追い込まれます。
恐怖を覚えるほど、逃げたくても逃げられないというような状況になります。
一度は抜け出したと思った困難な状況に逆戻りします。

～人間関係全般～

ケンカやトラブルが起こりそうです。ギクシャクする関係なら、一度距離を置いた方がいいでしょう。

パートナー（恋人や夫）がいる場合…波乱の展開があり、泥沼化しそうです。

パートナーがいない（募集中の）場合…出会いがあっても、頼りにならないような人です。

こころに思う（片思いの）人がいる場合…やることなすことが八方ふさがりで、うまくいきません。

仕事面…トラブルのせいで、行き詰ります。信頼できない人に振り回されそうです。

健康面…病気や事故に見舞われます。

経済面…借金などの問題が発生します。

『ソードの６（Ⅵ）』は、苦しい状況から逃れようとしている場面が描かれており、残念ながらまだ明るい未来は見えていません。しかし、絶望の淵から抜け出していることは確かです。もし、泥沼にどっぷりはまってとても抜けだせそうにないというどん底にいても、底なしではないのです。明けない夜はありません。船は、明るい未来に向かって確実に前進しています。

このカードが現れたときは、ものごとが少しずつ改善へ向かいつつある状態だと言えます。スピードは、ゆっくりかもしれません。それでも明るい希望を持てるような変化が目に見えてくるはずです。いまは辛くても希望を捨てずに嵐が過ぎるのを信じ、そのときを待ちましょう。