文句や人の悪口ばかり言う人の不幸な心理と対処法

人間関係

文句や人の悪口ばかり言う人は、場所を選ばずどこにでも存在します。

あなたの周りにもきっと1人や2人いるはずです。

不特定多数の人が集まる職場は、とくに悪口の温床になりやすいようです。

文句や人の悪口が聞きたくなくても耳に入ってきたり、自分自身が悪口ばかり言っていた…ということもあるのではないでしょうか。

子どもの頃から「文句を言わない」、「人を悪く言ってはいけない」と教わってきているはずなのに、どうして文句や人の悪口ばかり言ってしまうのでしょう。

文句や人の悪口ばかり言う人とは?

文句や人の悪口ばかり言う人は、自分で意識していないかもしれませんが、明らかに不幸な人です。

はたから見て、どんなに恵まれていてもこころの中は満たされていません。

世間に対しての不満や漠然とした不安をいっぱい感じています。

なので、自分の負の感情を文句や他人の悪口を言うことで発散しているのです。

ある意味、自分という存在を守り、自信を高めるひとつのテクニックだと言えます。

当の本人は、間違ったやり方だとこころの奥底にある無意識の領域では感じているので、「普通は~」や「常識的に考えておかしいよね~」などという常套句でごまかします。

自分には言う権利があるかのように正統性のありそうな言葉をまじえないと不安なのです。

見方を変えれば、常識的で真面目に生きようとしているのかもしれません。

とはいえ、実際にはその常識も自分の感情次第で、いつでもころころと変わるいい加減なものです。

文句や人の悪口ばかり言う原因

・文句や悪口ばかりの環境で育ってきて染まった

・文句や人の悪口ばかりを言うことが癖になっている

・文句や人の悪口を言うと気持ちがいい

文句や人の悪口ばかり言う人の心理

・自分の存在価値を確かめたい

・自分のほうが上だと思いたい

・文句や悪口はストレス解消になると勘違いしている

・共通の話題で仲間意識を確認できる

・自分は悪くないと思いたい

・悪いのはいつも周りだと思いたい

文句や人の悪口ばかり言う人の特徴

➀ 基本的に自分の思い通りにいかないと感じていて、常に不満を抱えイライラしています。

➁ 自分のことは棚に上げ、かなり厳しい批評家です。

➂ ネガティブな感情に動かされて、すぐに余裕をなくすこころがせまい人でもあります。

➃ いつも自分の狭い価値観に当てはめては裁いてダメ出しすることに生きがいを感じています。

 

文句や人の悪口ばかり言う人の対処法

文句や人の悪口ばかり言う人にとって、文句や悪口はライフワークのひとつになっています。

仲間意識の強化にもつながる踏み絵のような役割を果たす文句や悪口は欠かせません。

直接大きな害がない限り、その人の一部だと思ってそっとしておいた方が無難です。

もし注意するなら、”怒りをためたかまってちゃん”だということは忘れないでください。

下手に刺激するととんでもないモンスターになってあなたに反撃します。

できるだけ、

同調しないこと、

反論しないこと、

距離を置くこと

を鉄則にしながらも、どんなことがあってもこちらからの無視だけはしないことです。

こころを許さず、注意深く適切な距離感を保ちましょう。

悪口のターゲットになってしまった場合は、毅然とした態度を貫くしかありません。

冷静な対応が結果的にあなたを守ることになります。

信頼できる周囲の人に相談するか、遠くへ離れる手段を考えてもいいでしょう。

こころや身体を病む前に思い切って行動を起こすのが得策です。

文句や人の悪口ばかり言う人の行く末は…不幸!?

人から文句や人の悪口を聞かされたときは、こころは負の感情におおわれ暗くなります。

あなたもなぜか疲れたり、いじわるな気持ちになるなど嫌な気分を体験しているはずです。

文句や悪口は、人からエネルギーを吸い取るバンパイアのような存在だと言えます。

気に入らない人の悪口を言って気持ちがいいと感じてしまうのは、エゴのしわざなのです。

文句や悪口を聞かされた人からは、多かれ少なかれ信用を失います。

まともな人間なら、裏で自分の悪口も言っていると想像するからです。

文句や悪口ばかり言う人は、人から嫌わやすいので、陰口をたたかれる立場になります。

そして、文句や悪口ばかり言っていると外見にもそういう雰囲気が現れてきます。

人が悪口を言っているときの顔や眼つきは、いかにも意地悪そうな表情で、醜く見えるものです。

いつもこころの中で誰かを裁いてダメ出している人は、意地悪な雰囲気になります。

その様子は、周囲の人の目にしっかりと映し出されます。

口から毒を吐き出せば、本人だけでなく周りも汚染されてしいきます。

若いときならともかく、年を重ねていけば確実に顔や眼つきに刻まれます。

文句や悪口ばかり言っていると、他人にも自分にも記憶となって外側と内側に蓄積されていくのです。

悪口は百害あって一利なし~因果応報~

文句や悪口ばかり言う人は、自分に自信がなく、高い理想と思い通りにならない現実の間で大きな不満を抱えながら生きています。

自分の存在と自分の正しさを確かめるために、文句や他人の悪口を言わずにはいられない症状をもつ病気とも言えます。

「こころが弱い人」と思えば少しは同情できますが、この世は因果応報です。

文句や悪口を言うことで、ストレスが発散できて一時的に気分がスッキリしたとしても、いつか必ず自分にしっぺ返しがきます。

自分で蒔いた種は、自分で刈り取らなければならないのが世の常だということに早く気がつくことを願うだけです。

人が集まる場所から文句や悪口を絶やすことはできません。

それでも気分よく過ごせるるように日頃から文句や悪口を遠ざける工夫をしていきましょう。

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