内向型人間の生き方~内向型で生きる50代女性へ~

人生について

三つ子の魂百までもという諺があります。乳幼児の頃までに形成された性格は、100歳になっても変わらないという意味です。そして、生まれつきのものは、なかなか変えられないと言われています。

そのどちらからも影響されるであろう性格は、おおまかに外向型と内向型の2つに分類されます。どちらにも良い面・悪い面があるのですが、一般社会では、暗いイメージの内向型より明るいイメージの外向型が好まれます。そういう事情から、本当は内向型なのに頑張って外向型を演じている人もいるようです。

若いときならまだしも、50代以降は無理をすれば、自分が手痛いしっぺ返しにあいます。

人生の後半は、自然体の自分で無理なく生きられたら、どんなに楽でしょう。

今回は、世間的にはあまり評価されない傾向の内向型について深掘りしました。

明るい外向型と暗い内向型は勝手なイメージ?

現代は、あらゆる多様性を認め、大切にしようとする動きが高まってきている流れもあって、少しずつ内向型も見直されてきているような気がします。

とはいえ、いまだに内向型より外向型の方が優れているかのように学校でも企業でも外向型を求める傾向に変わりはありません。一般社会では、コミュニケーション能力が重視されます。不特定多数の人たちとすぐに仲良くなれるなど対人関係においては、明らかに外向型の方が有利です。でも、外向型を演じるだけでなく、内向型から外向型へ無理に変えようと努力するのは大変なことです。

わたしは、元々かなりおとなしい性格でした。年齢を重ねても相変わらず内向型寄りですが、50代の図太いおばさん感はしっかりでてきて自分でも時々びっくりする瞬間があります。言ったもん勝ちが漂う世の中で、自己主張ができてちょっと嬉しい反面、がめつさが際立つと複雑な気持ちになります。

内向型を簡単に説明すると自分の内側(こころ)や存在そのものに意識が向きやすいという特徴があります。内に秘めた思いを抱き、人知れず悩むという傾向です。

一方、外向型は、自分の気持ち(存在)を外側に出さずにはいられないという特徴があります。興味を抱く対象も外側にあるもので、意識は外へ外へと向かう傾向です。

外向型と違う内向型人間の特徴とは

どちらの傾向になるのかは、遺伝や脳の働きの違いが大きく関わってきます。生まれ育った環境などからも影響を受けます。

内向型は、外向型より基本的に不器用な印象を持たれやすいようです。

内向型と外向型の特徴には、実際にどんな違いがあるのでしょう。

・自分の内側に意識がむきやすい

内向型と外向型のもっとも大きな違いは、刺激に対する感度の違いだと言われています。その刺激への感度は、ドーパミンというホルモンが関係しているといわれます。

内向型は、刺激への感度が高く、敏感になりすぎる傾向にあります。そのため、内向型は少ない刺激でも十分満足できる反面、大きな刺激はストレスになります。自然と刺激が多い自分の外側より内側に意識が向かいやすくなるようです。

・人とのコミュニケーションにストレスを感じやすい

内向型は、基本的に気持ちを許せる相手以外だと気を使って疲れてしまいます。人が苦手というより敏感すぎるところがあるからです。みんなでワイワイしたくても、1人黙々となにかをすることを好みます。

・真面目で完璧主義を求める傾向

内向型は、突き詰める傾向があるので、どうしても真面目で完璧主義を求める傾向になります。

・行動する前にまず頭でよく考える

内向型は、その名前の通り、意識が内側にいくので、行動よりも頭の中で熟考します。その結果、頭でっかちになる傾向があります。度を超すと現実逃避をしたり、文学的な才能を発揮するかもしれません。

内向型の人間は、他人が嫌いと言うわけではないけれど、繊細なところがあるので、細かいことが気になると、1人の方が気が楽だと感じてしまいます。

また、内気でネガティブで消極的という内向型傾向が強すぎると、人間関係も苦手になりやすいので、変わっている人、暗い人などと思われてしまうこともあります。

外向型は、刺激が多いと元気になれて、逆に少ないと退屈になります。自分を満足させるためには、積極的に外界や人とつながる必要があるのです。外側とつながっていることが生きがいや生きる価値そのものになると言っても過言ではないかもしれません。

さいごに~内向型人間も悪くない~

社会から求められたり、企業が必要とするのは、明るい、優しい、積極的、真面目、頭が良い、コミュニケーション能力が高い、問題を起こさない、もっというなら生産性が高い人です。

でも実際、そんな完璧な人はいても、ごく少数です。

わたしは、幼い頃からおとなしく引っ込み思案でした。生まれた時からあまり泣かなくて、手が掛からない子供だとよく言われました。それは、たぶん、忙しい大人を困らせないという意味での誉め言葉だったのでしょう。でも、わたしは、当たり前に大人の気を引いたり、わがままを言える自然体の子供が羨ましい、と内心、感じていた記憶があります。

50代後半になったわたし自身、生まれつきの性格は変えられないどころか、確固たるものになっていくものなのかもしれないと感じるようになりました。そしてその人特有の生まれもった性格は、その人の生き方(特に後半の人生)に大きな影響を与えることを改めて思い知らされるときがあります。

本当は、内向型人間でも外向型人間でも関係なく、わたしたちは、もっと自由に生きていいはずです。

(もちろん、社会のルールを守ったり、人に迷惑をかけないというお決まりの注意書きはつきますが。)

50代の後半になったわたしがひとつ確信しているのは、内向型人間で生きるのも悪くないということです。

ただ、どんなときも、胸をはって、自分らしく、自分の人生を生きていこうという姿勢を保っていく努力は大切にしていきましょう。

ピックアップ記事

関連記事一覧

error: Content is protected !!