毒親の正体と毒親からの解放~自分の人生を取り戻す~

人生について

わたしは、定期的に近くに住む母のところへ、ご機嫌伺いに行くことにしています。

鋭い方は、この出だしで分かるかもしれませんが、わたしは母がとても苦手です。
無防備だとエネルギーを吸い取られるような気分になるので、疲れているときは極力避けます。
時間と気持ちに余裕がないと会えない母は、どうやら『毒親』のようです。

わたしが、『毒親』という言葉を知ったのは、10年以上前になります。
初めて『毒親』を目にしたときの最初の感想は、「ちょっとひどくない?」でした。
その頃は、まだ母親をそこまで嫌っていなかった…と言うより、嫌ってはいけないと思っていました。

そして、わたし自身が3人の子供の親であり、『毒親』だったので、つい擁護的になったのかもしれません。
いまだから言えますが、わたし自身がどうしようもなかったのです。

あなたは、親に対してどんな感情を抱いていますか?
そもそも、『毒親』とはどんな親なんでしょうか?

〖毒親〗とは?

毒親について、調べてみました。
(ダン・ニューハース著『不幸にする親』より、抜粋させていただきました。)

子供に対する『毒親』の特徴

・子供を支配しようとする(過干渉や過保護)

・子供を放置する(育児放棄)

・暴力を振るう(言葉や肉体的)

代表的なものは、肉体的虐待・精神的虐待・ネグレストなどです。

『毒親』の傾向

・生活や子育てに不安が強い

・心身の病気を患って余裕がない

・母親自身が不満を抱えている

・父親の存在感がない

『毒親』自身が幸せでないため、自分より子供が幸せになることは許せないとこころのどこかで思っています。

子供をライバルのように考えて、嫉妬もするし、ずるい方法で引きずりおろすこともあります。

『毒親』から子供への呪縛(結果)

・子供の心に傷を負わせる

・子供の自立を妨害する

・子供に恩を売る

・親は絶対的存在(子供は親の私物)

・コントロールする親とされる子供(同じ価値観を強いる)

『毒親』に育てられた結果(罪)

・子供に過度な悪影響を与える

・子供の人生にまで悪影響を与える

『毒親』が育った環境

・子供時代に大きなトラウマを体験

・家族に肉体的虐待をした人や依存症の人がいた

・親(家族)から過剰な支配を受けて育った

『毒親』は、同じように『毒親』に育てられた人や不幸な子供時代を過ごした人です。

悲しいことに『毒親』の親は、やっぱり『毒親』という負の連鎖を生み出しています。

『毒親』チェック

ここでは、『毒親』チェックリストの一部を紹介させていただきます。
あなたは、大人になってから、親に対して次のように感じることがよくありますか?

①感情的に親から離れるのに長い年月がかかった。

②親を訪問したり話をするのは自分から望んでのことではなく、義務感からであることのほうが多い。

③親は本当のあなたを知らない。

④子ども時代、あなたの家にはさまざまな問題があったのに、親はあたかも何事もなかったかのようにふるまい、さも楽しい親子関係があったかのように言う。

⑤親を完全に喜ばせることは不可能だ。

⑥親は自分(たち)の言動がどれほど強い影響をあなたに与えたかをまったく理解しない。

⑦親があなたに会いに来ることを想像すると緊張する。

⑧自分が親のように行動していることに気づくとゾッとする。

⑨親との接触を、一時的に減らすか断ちたい。

当てはまる数が多いほど、親からの影響が大きく、その親は『毒親』の可能性が高いようです。そして、『毒親』からの悪影響を受けていると考えられます。

私の場合、父がアルコール依存症だったので、明らかに『毒親』です。
母親もほぼ当てはまりますが、あくまでもチェックリストの一部なので、これだけでは判断は難しいかもしれません。

あなたの場合は、どうでしょう?

わたしは、『毒親』育ち

わたし自身が親に対して複雑な感情を自覚するようになったのは、40歳くらいからです。
思えば、それまでの私にはそんな感情を持つことを良しとしなかった自分がいて、無意識に押し殺していました。小学生のときに亡くした父に対しても同じ気持ちで、嫌ってはいけないと考えていました。

そんな私が3人の子供の親になりました。嫁ぎ先でもまれ、離婚で傷つき、職場の人間関係や理不尽な出来事に振り回されていくうちに生きにくさを感じていったのです。

年齢を重ねていくうちに、やっと本当の親離れができつつあるように思われます。
わたしを生み育ててくれた恩はあっても、父も母も結局は、わたしとは別の人間です。
遺伝子を引き継ぎ血のつながりがあっても、他人なのです。

お互いに価値観を押し付け合ったり、コントロールする権利などありません。
それなのに、その当たり前のことを理解せず、私は親の価値観で生き、呪縛に囚われていました。

世間には、親に反抗したり、早い時期から親離れできる人もいますが、私にはとても難しいことでした。

なぜなら、私は親を大切にする「いい娘」を無意識にずっと演じていたからです。
たまには、頑張って「悪い子」を演じることもありましたが、どちらにも違和感を感じていました。

その理由は、自分の本当の気持ちにフタをし、いつも母や周りからどう見られているか?を気にしていたからです。
自分の言動を母の持つ価値観(常識や親子関係)に照らし合わせ、勝手にジャッジしていたのです。 (ときには、母の言動を私の価値観に合わせてジャッジしていました。)

現在、母と生活した時間より離れていた時間の方が長くなり、世の中はすごいスピードで変わっていきます。親子といえども、ますます合わないことだらけです。

でも、

「母とわたしは、違う人間だから・・・。」

そう思うことで、ちょうどいい距離感を保てることに自信を持ちつつある今日この頃になりました。

さいごに

世の中に完璧な親が存在すること自体が奇跡に近いものであって、多少の差があってもほとんど人が『毒親』の要素を持っていると考えられます。

もしあなたを育ててくれた親が『毒親』で、明らかに悪い影響を受けていたとしても、いつまでも親のせいにしていては、親離れはできません。

わたしも面と向かって親を責めたことがありました(実際に言えたのは、気持ちの一部でしたが)。しかし、ひどい親だとどんなに責めてみても、自分の人生は自分次第なのです。自分も自分の人生も自分にしか変えられないのです。

もし、あなたが『毒親』のせいで傷ついているなら、自分に優しく接してください。
よく頑張ってきた自分を褒めて、ねぎらってあげましょう。
自分に愛情を注ぎ、優しくすることが親離れにもつながっていきます。
親の代わりにあなたが自分自身の味方になり、そして守ってあげるのです。

これからは、『毒親』から離れる・期待しない・囚われないで、生きづらい人生を脱していきましょう。

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