思い込みが激しい(強い)をなおす方法

人生について

わたしたち人間は、歳を重ねれば重ねるほど、思い込みが強く(激しく)なる傾向にあります。50代女性もしかり・・・豊富な経験や見聞きしたものを元に、ものごとを「~だから」、「~だ」と決めつけて思い込んでしまうのは仕方のないことです。

とはいえ、強い思い込みは、知らぬまにこころを支配して、人生にも大きな影響を与えます。

人生を楽に生きるには、強い思い込みに注意が必要です。でも、強い思い込みほど、取り扱いが難しいもの。

人生の指針にもなってしまう強い思い込みを少しでも減らしていくには、どうしたらいいのでしょうか。

今回は、思い込みについて深堀りしつつ、思い込みが激しい(強い)をなおす方法をご紹介します。

強い思い込みの大きなメリットと意識

強い思い込みの一番のメリットは、それ以上考えなくていいということです。ものごとを見たり聞いたり思考する日常的なことにはもちろん、洞察には、大量のエネルギーを使います。そこに強い思い込みをもって、ひとつのことに決めつけてしまえれば、そこからもう考える必要がなくなります。たくさんの仕事をしている脳にとって、どちらが、楽か?一目瞭然ですね。脳の賢い省エネルギーの方法でもあります。

どんなことにも言えることですが、思い込みにも、いい面・悪い面があります。自信につながる前向きな思い込みもあるので、一概に強い思い込みはよくないと決めつけられません。

ただ、強い思い込みほど、不思議と自分で意識していない場合があるものです。自分では意識していない偏った強い思い込みがあると問題を引き起こすかもしれません。

とくにネガティブな強い思い込みは、今後の人生を楽に生きたい50代女性には、足をひっぱる可能性があります。

まずは、強い思い込みがないか?ということを意識することから始めましょう。

強い思い込みの原因を探るヒント

強い思い込みは、どこからくるのでしょうか。
強い(激しい)思い込みにつながる原因がどこにあるのかを探っていきます。

思い込みを隠す壁

つい思い込みをしてしまう過程には、こころの仕組みが関係しています。思い込みには、元になる理由が必ずあるはずです。

人間のこころの中は、様々なものが複雑にからみあい、肝心なことは見えなくなっています。思い込みの原因もそのひとつになっていたら、自分で見つけるのは、なかなか難しいかもしれません。

そんなときには、次のような見えない障壁が潜んでいないか、実際に自分のこころに問いかける必要が出てきます。

(1)実感という壁

その思い込みのときは、理屈じゃなくて、本当にそう感じてしまいます。「ちゃんと体験がある」、または「どうしてもそう感じる」など、無意識の反応に近い実感するというものです。自分でも気がつかないレベルで、過去の感情的または身体的・感覚的なものが反射的に甦ります。思い込みの原因は、過去にあり、なにかしらの引っ掛かり感を伴います。

~問いかけ例~

その思い込みには・・・

・どんな感情が伴う?
・100%確信できる?
・独りよがりではない?
・具体的にどんなことが思い浮かぶ?
・他人(自分以外の家族も含む)が関係してない?

(2)当たり前(常識・普通)という壁

本人が当たり前だと思っていることの理由を聞くと「そんなの常識!」、「疑う方がおかしい!」と気分を損ねたり、怒りだしたりする人がいます。それは、常識・普通という、みんなが当たり前だと思っている(知っている)ことの理由を聞くこと自体がおかしいからです。人によっては、自分が否定されているように感じてしまうこともあるでしょう。

~問いかけ例~

当たり前(常識・普通)とは・・・

・どういう意味?
・かけ離れている人はなぜそう?
・独りよがりではないと言える?
・他の人に理由を説明するとなると?

(3)記憶の壁

自分にとっての思い込みはあくまでも自然な現象ですが、その原因やきっかけになるものは、過去にあります。
大元になる原因のほとんどが幼少期にあると考えてもいいでしょう。

そうなると50代のいまとなっては、直接の原因は思い出せないかもしれません。その場合は、親や兄弟などからされたことや言われたことなどをよく思い出してみましょう。直接の原因にたどり着けなくても、わかることがあるかもしれません。

~問いかけ例~

わたしが子どもだった頃(過去)・・・

・どんなことをした?
・どんな反応をされた?
・どんな対応をされた?
・どんなことを感じた?

過去は過去、いまはいまとして、改めて理由や根拠を考えてみるのがいいでしょう。

(4)守りたい壁と意識したくない壁

人間には、恒常性が備わっています。今現在がどうであれ、現状維持を優先するあまり真実から目を背けるときがあります。そうなると、本当のことを知りたくない、認めたくないという気持ちが働きます。

また、幼少期のつらい体験から自分を守る手段としてしたことが、強い思い込みになっている場合もあります。養育環境に恵まれず、自然な感情を表に出すことをよしとせずフタをしてしまう傾向になると、思い込みの原因にたどり着くのがさらに難しくなるかもしれません。

強い思い込みの「理由は思い当たらない」、「なんとなくそう感じる」、「人には言えない」、「あまり考えたくない」などの認知バイアス(非合理的な先入観)が邪魔をすることもあります。

素直に自分のありのままを見るためには、こころがリラックスしている必要があります。つらい思いを抱いているとできないかもしれませんが。
それでも、プライドは一旦横に置き、周りからの評価などは忘れて、問題そのものよりもそれをとらえようとしている自分自身を考えることが大切です。

~問いかけ例~

・思い出すのも嫌?
・あまり意識したくない?
・プライドが許さない?
・なにかを避けようとしている?
・恥ずかしいから言いたくない?

脅迫的・必然的に「しなければいけない」、「してはならない」と感じることなど、理由を考えようとするとマイナス感情が生じるようなものについても、その理由を考えてみましょう。

(5)こだわりの壁

「〜がなかったら自分ではなくなる」、「〜なんて考えられない」などがこだわりの壁です。そう信じる理由に気づくためには、こころがリラックスしていることが必要です。

~問いかけ例~

・こだわるようになった理由は?
・こだわりを捨てられないのはなぜ?

など、こころの奥底に眠っているものを掘り起こしてみましょう。

(6)鈍感力の壁

「自分のことを考えるのが苦手」、「自分の気持ちがわからない」など、わたしたちは、普段、自分のこころや身体に「耳を済ます」ことをおろそかにして、自分の感覚に鈍感になっています。その結果、自分の中に生まれる違和感に気がつかなかったり、見逃したりしがちです。でも、その違和感に大事なことが隠されています。違和感があったら、深呼吸をして注意を向けましょう。

~問いかけ例~

・違和感が生まれる原因は?
・耳を澄ませるとどんな感じ?
・根拠として見逃していることはない?

日頃から、自然と親しむことで、感覚は研ぎ澄まされます。定期的にテレビやインターネットがある環境から離れ、一人の時間を大切にしましょう。

思い込む理由・根拠はひとつではない可能性あり

強い思い込みの原因や根拠は、ひとつではなく複数のときもあります。同時進行でも、自分が思いつく範囲でやってみるのがいいでしょう。

たとえば、ネガティブな強い思い込みには、同じようにネガティブな理由や根拠がヒモ付いています。

~複数根拠の場合~

思い込み例(1)「努力したくない」、「頑張りたくない」、「面倒くさい」、「努力しても無駄」

根拠1、どうせ成功しない
  2、楽したい
  3、意味がない  
  4、なんとなくそう感じる

思い込み例(2)「自分は生きている価値がない」

根拠1、自分は役だたつ
  2、取り柄がない
  3、嫌われている
  4、なにもしたくない
  5、誰からも必要とされていない
  6、とにかくそう感じる

日頃から自分自身が自然に感じていると思っていることでも、自分以外の影響を受けている可能性が大です。その反応の陰には、自分の気持ちを正直に表現できなかったり、話せない原因が隠れているかもしれません。もし、思い出せなくてもいまの自分の自然に思える反応が過去にあると理解できるといままでとは違う反応を受け入れる自由が生まれます。

こころが自由になれば50代女性は楽に生きられる

あなた自身はもちろん、他の人たちも、本当は自分の思うままに感じ生きる自由があるのです。

こころの自由度が増せば、それに比例するかのように、人生も楽に生きられるようになります。

まずは、素直な気持ちを取り戻し、強い思い込みからの解放を目指しましょう。

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