真面目に頑張ってもうまくいかない人が楽に生きる方法
大人になると「頑張れば、必ず救われる」ことが絶対ではないと身に染みて分かってきます。絵空事とまでは言わないにしても、理不尽なことが多いのが現実の世の中なのです。
真面目に頑張ってもうまくいかない人は、そんな世の中をどう生きたらいいのでしょう。
今回は、真面目に頑張ってもうまくいかないと自分を責めてしまう人の気持ちが楽になる方法をご紹介します。
真面目に頑張ってもうまくいかない人とはどんな人?
真面目に頑張ってもうまくいかない人は、様々な特性を持っています。その中で代表的なものを挙げてみました。
真面目な人とは
真面目な人とは、うそやいいかげんなところがなく、いつも真剣・本気(参考 goo辞書)な人です。
真面目な人は、いろいろなことを引きずってしまいがちで、いつも後ろ向きに考える癖があります。
もし、受け流せるようになると、前向きなやる気がでてくるのですが・・・。
誠実な人とは
誠実な人とは、私利私欲をまじえず、真心をもって人や物事に対応する人(参考 goo辞書)です。
真面目に頑張ってもうまくいかないと感じるのは、誠実に生きようとしている証拠です。
誠実な人は、無意識に何かを抱え込んだり背負ったりしてしまう傾向があります。他人を責めることに抵抗を感じ、いつも自分に原因があり、自分が悪いと考えてしまう癖のせいです。そのせいで、必要以上に責任を感じたり、自分を責めてしまったりして、強いストレスを感じ続けます。
もし、受け流せるようになるとこころが軽くなり、ストレスが少なくなるのですが・・・。
優しい人(いい人)とは
真面目に頑張ってもうまくいかない人は、優しい人(いい人)です。
優しい人(いい人)とは、
1.他人に対して思いやりがあり、情がこまやかである。
2.性質がすなおでしとやかである。穏和で、好ましい感じである。
3.悪い影響を与えない。刺激が少ない。
という人(参考 goo辞書)です。
なんのストレスも受けない優しい人は、悟りを開いた人か、妖精かもしれませんね。
いつも謝ってばかりいる人とは
真面目に頑張ってもうまくいかない人は、いつも謝ってばかりいる傾向があります。
いつも謝ってばかりいる人は、他人の目を気にしすぎています。
もし受け流せるようになると、心が強くなって「わたしはわたし!」と思えるようになれるのですが・・・。
完璧主義な人とは
完璧主義の人は、完璧にできない自分を許せません。
完璧でないと許せない大人になってしまった原因のひとつには、完璧さを求められて育ってきたことです。
しかし、100%完璧はこの世に存在しません。どんなに頑張っても100%の完璧は無理なので、基本的に自信がない状態です。自分に自信が持てないせいで、消極的になってしまうこともあります。
うまくいかないときの気持ちの整理方法
真面目に頑張ってもうまくいかないときは、悶々と自分を責めるよりも気持ちを外に出してしまうのが1番健全な方法です。誰かに聞いてもらうのもいいのですが、できれば1人でアウトプットできる方が気持ちの整理には向いています。スマホにメモったり、紙に書き出してみてください。
【書く効果】
➀ 書き出すことで気持ちを整理する。
➁ 感情を整理できる。
➂ 冷静に自分を振り返られる。
➃ 混乱した気持ちを落ち着かせられる。
書き出すことで、自信を取り戻せたり、希望を見つけられたりして、勇気ややる気がでて前向きになれます。
自分自身を客観視できる人は、成長できる人なのです。
【効果倍増!?お勧めの書き方】
➊ あったできごとと今の気持ち(主観的)
⇩
➋ 客観的な感想
⇩
➌ 本当はどうしたかったか?
⇩
➍ 最後に前向きな感想で締めくくる
わたしの経験では、こと細かく書かなくても自分の感情を書き出し前向きな言葉で締めくくるようにするだけでも気持ちの整理がつきます。
注意してほしいのは、自分の本当の気持ちを否定しないことです。
あったことそのままに書くことを習慣化して整理することが、こころを穏やかにすることに役立ちます。
行き過ぎた真面目さ完璧さの弊害
真面目さや完璧さは、仕事をする上では必要とされる能力です。
とはいえ、真面目な人ほど悲観的なことばかり考えてしまいます。自分に厳しく、自分自身を責め続けるので、いったん落ち込むとなかなか立ち直れません。
ボロボロになってうつ病になったり、最悪は生きることを放棄するといった取り返しのつかない罰を下そうとすることもあります。精神的に自分をいじめ抜いたところで、百害あって一利なしです。
また完璧を他人にも求めてしまえば、人間関係がぎくしゃくして思うようにいかなくなります。100%の結果を求めるのは、強欲かもしれません。金銭に目がくらんで犯罪に走ってしまうほど悪いことではないにしても、完璧を追求するあまり周りが見えなくなってしまうようでは、問題です。
自分のためはもちろん他人のためにも、完璧主義はほどほどにもっと楽天的に考えましょう。その方が自分も周りも穏やかな雰囲気の中にいられます。
そして頑張ったのに思うようにいかなかったときは、努力を認め、自分も他人も許し、優しくするようにしましょう。
それが本当の意味での、誠実で優しい人のはずです。
さいごに
仕事や人間関係、自分の生き方について悩んでしまうのは、それだけ真面目に生きている証しです。ただ真面目に生きようとしているのだから、自分を追い込まなくてもいいのです。実際、もしあなたが他人だったら、必要以上に責めたりできないですよね・・・?
他人と同じように自分を大事に扱っても、バチは当たらないのです。
一生懸命に頑張っている自分を否定しないでください。
誠実に生きようとしている自分を信じてください。
自分を無条件に受け入れてあげてください。
ありのままの自分を許せたとき、楽に生きられるあなたらしい新たな人生が始まるのです。
さあ、さっそく楽に生きましょう。