いい人のフリをするズルい人から自分を守る方法
世の中には、いい人のフリをするズルい人たちが一定数の割合で存在します。そしていい人のフリをするズルい人の餌食にされるのが本当に優しくていい人たちです。残念ながら人間社会は、自然界と同様に弱肉強食なのが現実なのです。だからと言って、優しくて本当にいい人がズルい人の犠牲になって利用され続けるなんて良いわけがありません。特に50代になってまで誰かの犠牲になる人生はツラいだけです。
今回は、優しくて本当にいい人がいい人のフリをするズルい人から自分を守る方法をご紹介します。
いい人のフリをするズルい人とは
いい人のフリをするズルい人の特徴
いい人のフリをするズルい人は基本的に頭がいいのですが、勉強ができるとは少し違う頭の良さの持ち主です。常に自分が損をしないように要領よく立ち回るずる賢さに長けているので、普通の人とは違う特徴のある性格をしています。
➀ 計算高い
絶対に損はしたくないので、常に損をしない方法を考えて計算しています。その結果、損得勘定については、ずば抜けた能力を発揮することがあります。
➁ 平気で嘘をつく
自分の利益が一番優先されるので、必然的に嘘をつくことも平気になります。
➂ 悪口や噂話が好き
要領よく人間社会を渡り歩き自分の価値を高めるには、おしゃべりという名の情報収集は重要な役目を果たします。自己顕示欲も強いため、必然的に悪口や噂話が多くなりがちです。
➃ 人によって態度を変える
自分の得になるなら人によって態度を変えるのは至極当然で、上手に甘えることもできます。
➄ 他人を操ろうと画策する
自分の存在には価値があり、相手より上で大切にされるのが当然だと思っているので、そういう風に仕向けようとします。
➅ コミュニケーション能力が高い
おしゃべりが得意で人当たりもいいので、相手が誰であってもフレンドリーに近づき懐に飛び込めます。
➆ 相手の弱みに付け込むのが上手
弱味や弱点を嗅ぎ付ける能力に長けていて味方を装い、うまく利用しようとします。
➇ いつも自分の利益を一番に考える
相手の事情などおかまいなくひたすら自己中心的です。自分の立場を悪くしないために相手の心配をする素振りもします。
➈ 嫉妬深い
損得勘定で動くので、必然的に他人が気になります。自分より得をしていると思う相手には嫉妬します。
➉ 常識があるようでない
自分の利益が一番にくるので、常識やルールは二の次になります。バレなかったり、問題にならないようならルールを破ってもいいという考え方です。
いい人のフリをするズルい人の心理
ズルい人は、自分の利益を最優先に考えます。どうすれば自分が得をするか?と常に考えているのです。自分が得をするならバレなければOKとばかりに、ときには平気でルールも無視できます。そうかと思えば、自分の利益のためなら常識や綺麗ごとを言って相手を誘導することもします。それは人を利用することが平気な人だからです。世の中をうまく渡っていくための踏み台(道具)でしかない相手をどう役立たせようかと考え、相手に合った利用価値を見極めます。洞察力が高い傾向にあるので、素直で人がいいとあっけなく騙されていいように利用されます。相手を出し抜くのが本当に上手なので、例え、用心していても気が付くとまんまと乗せられていたなんてこともあるのです。自分さえ良ければ相手やルールのことは二の次。とにかく最終的に自分が得をすることに関しては、天才的な才能を見せます。
いい人のフリをするズルい人の弱点
頭のいいズルい人にも弱点はあります。ズルい人は、意外と打たれ弱い性格ともろい自信の持ち主です。「自分は頭がいい」とか「思慮深い人間である」かのように振る舞っているのも本当は自信がない裏返しと言えます。なので、ちょっとしたことで傷つき、動揺しやすい面があります。頭の中の計算通りにうまく進めばいいのですが、少しのつまずきでもあわてふためくときがあります。
いい人のフリをするズルい人対策
いい人のフリをするズルい人は、利用価値がある人に対して鼻が利きます。無防備でいるとすぐにつかまってしまうので、対策が必要です。
➀ 自分の意思をはっきりと伝える
優柔不断な態度は、相手を増長させます。
➁ 愚痴や悪口、噂話はしない
「〇〇さんが言っていた」と話のネタにし、あなたの評価を下げようとします。
➂ 弱みや秘密は絶対に話さない
おしゃべりの話題にしたり、握った弱みや秘密を使ってあなたの囲い込みを図ります。
➃ 自分のプライベートな話は避ける
弱みや秘密同様に親近感を抱かせて、近づこうとします。
➄ できるだけ同調や共感はしない
同調や共感は仲間意識を育み、相手を利用しようとする時に役立つものです。
➅ 一定の距離をもって付き合う
フレンドリーな態度に騙されて近づくとターゲットにされてしまいます。
いい人のフリをするズルい人には、近づかないことが鉄則です。やり方が巧妙で「気が付いたら利用されてた」、「断れなかった」あとでもいいので、とりあえずすぐに離れ、物理的な距離を取りましょう。「嫌われてもいいや」という覚悟を持って離れてしまえば、他のターゲットを見つけるはずです。もし悪口を言いふらされてもいい人のフリをするズルい人からは、逃げるのが一番の対策になります。
いい人のフリをするズルい人の末路
いい人のフリをするズルい人は、駆け引き上手で一見すると得な生き方をしています。わたしのように人間関係が苦手でうまく立ち回れない側の人間からすると羨ましいくらいです。でも世の中というものは、損得勘定だけで動く人間に対してそんなに甘くもありません。人を見る目がある人にはすぐにバレるし、因果応報・諸行無常なのが世の常だからです。
いい人のフリをするズルい人は、人間社会で一番大切な人望や信頼関係を得られないどころか、まともな人からは嫌われます。たとえ、たくさんの人たちに囲まれていても利害が一致しているだけという関係性で、一見仲良しのようでも孤立しているのです。もっともそのことに本人は気が付いていないかもしれないし、気が付いていてもそれで良しと思っているのかもしれませんが。どちらにせよ、まともな人間関係からはかけ離れた場所にいることだけは確かです。
いい人のフリをするズルい人まとめ
ものがあふれる競争社会において要領よく生きる人生こそが素晴らしいという考え方を否定するつもりはありません。会社のような場所では、むしろ「いい人のフリをするズルい人」こそ正しいのではとさえ思います。でもそれで本当に満足できるのかは疑問です。
本当の幸せな人生に不可欠なのは、要領のいいズルさより誠実さであってほしい・・・わたしは、愚直でもいいので、人としてあるべき姿を軸に生きることこそが本当の幸せにつながると信じてやみません。
いい人のフリをするズルい人を寄せ付けないためにも自分を守る術の参考になれば幸いです。50代更年期はできるだけ楽に過ごし、人生の後半を棒にしない生き方を手に入れていきましょう。