５０代女性の自分を大切にする方法

50代の女性は老化が一気に進む年代です。たまたま鏡にうつった自分の姿をふと見たとき、知らないおばさんの姿に驚いたり、愕然とすることがありませんか？わたしは、女性としてこの世に生まれ、50代になったからこそ、自分を大切にする必要性をひしひしと感じる今日この頃です。おばさんを通り越しておばあちゃんに突入する前に自分を労り、大切にすることできっと未来は変わります。日頃から自分にお金も手間も時間も掛けている方には、今さらかもしれませんが、少しでもお役に立てたら幸いです。

「外見より中身が大切」なんて言いますが、人は目に見えるもので判断しがちです。その中でも目に見える体の老化は、否定的にとらえられる傾向です。老いは誰にでも訪れるものなのに…です。「逃げるは恥だが役に立つ」の最終回で、今でもわたしのこころに残っているワンシーンがあります。アラフィフのキャリアウーマンを演じる石田ゆり子さんと若い女性とのやり取りです。若い女性の「アンチエイジングにお金を出す女はいるけど、老いを進んで買う女はいない」という台詞が思い出されます。

人間関係を円滑にするためには、中身を磨くことはもちろんですが、印象を左右する目に見える部分は重要です。マナーや相手への思いやりでもあるエチケットは、50代女性には欠かせません。

１、清潔感

50代女性は、体質が変わる年代でもあります。体を清潔に保ち、衣服の臭いにも気を配りましょう。神経質になりすぎて、強い香りでごまかそうとすると別の意味で公害になる可能性があるので、十分な注意が必要です。

２、姿勢をよくする

50代になると、おばさんのカテゴリーなのか、おばあさんのカテゴリーなのかは、姿勢の良し悪しで決まると言ってもいいほどです。遠くから見たとき、姿勢が悪ければ、50代女性はどうしてもおばあさんのカテゴリーに入れられてしまいます。見た目年齢は、身体の年齢とも言われるので、日頃から意識していきましょう。

３、髪の毛

「髪は女の命」というフレーズがあるように髪の毛が印象を決めることがあります。だからと言って、50代女性は若いときのようにいかないことは、わたし自身が十分承知しています。それでも努力することをお勧めします。お財布に余裕があるようなら、シャンプー・リンスなどのヘアケア商品をアンチエイジング系のものなど少し良いものに変えてみてください。もっと余裕があるならば、流行りの高級ドライヤーを買う、時間もあるならまめに美容院に行くなどが理想です。無理に若々しくするのはどうかと思いますが、自分なりに手を掛けてあげることで自己評価も上がっていきます。手始めに丁寧にブラッシングをすることから始めてみてはいかがでしょう。

見た目同様、感情も歳を取ります。いい歳の取り方は、自分の感情との向き合い方や取り扱い方で変わります。年齢を理由に面倒なことから逃げるのは、必ずしも悪いことではありません。でも、ただ自分のプライドを保ちたいだけなら考えものです。

１、アンチエイジングも老化もオッケー

50代女性がいくら見た目のアンチエイジングを頑張っても老化からは逃れられません。だったら、いかに年齢を重ねていくのかが重要になるのではないのか・・・とわたしは思います。気持ちや見た目を少しでも良い方向に持っていこうとする努力は尊敬に値しますが、老いを毛嫌いし、否定するとなると・・・どうなのでしょう。アンチエイジングに精を出しつつ、老いを前向きにとらえられる方向にシフトした方が歳を取るのも悪くないと思えたり、恐怖心もやわらぎそうです。

２、おばさんという役割

若い頃は、おばさんになることが怖かった。そしておばあちゃんになるのはもっと怖い・・・。50代女性は、どんなに頑張っても明らかにおばさんのカテゴリーに入る年代です。開き直りを通り越して自分を受け入れられるようになると、おばさんも意外と悪くないと思えるようになります。わたしの場合は、いわゆるおばさんという役割の中で、年相応の生活やおしゃれなどを楽しめるようになりました。この先、意地悪ばあさんでもかわいいおばあちゃんでも、それでいいのでは？と感じる今日この頃です。大切なことは、自分らしくいることだから。ベストセラーの「嫌われる勇気」ではありませんが、嫌われる恐怖に打ち勝ちましょう。

３、つらい感情を受け入れる

50代女性は、周りから必要とされ、第一線で活躍中の年代です。その必要性に応えるように空気を読んだ気遣い方にも油が乗ります。無難な人間関係を築こうと思えば思うほど、感情のなだめ方は上手になるかもしれません。そんな中、人との別れが増えていき、喪失感が増す年代でもあります。辛いときは、勇気を出して悲しみと向き合うことを大切にしましょう。周りへの気遣いより自分の感情を見つめ受け入れることが明日への活力につながっていくのです。

４、喜びや生きがいを感じることをする

ほとんどの50代女性は、人生をやりたくないことに費やしがちです。老後を楽しみに頑張っても、優雅にのんびりした老後を過ごせるのはひと握りだけになります。自分は大丈夫と思っても、毎日をただなんとなく生きることは、そろそろやめませんか。自分自身をもっと意識して、人生の主人公として生きていきましょう。

５、瞑想あるいは一人の時間をもつ

50代女性には、なにも考えない時間や一人でゆっくりできる時間が必要です。忙しい日々は、自分を見失う原因になりやすいので、テレビやインターネットなども一旦OFFにして、こころと体を休めながら頭の中を空っぽにする時間を定期的に作りましょう。

歳を取るのも老化もはたまたアンチエイジングも悪くない・・・歳を取ることにマイナスのイメージがある社会観念から離れて、自分が納得できる毎日を送りましょう。歳を取るのも老化もはたまたアンチエイジングも悪くない・・・自分という存在や老化をワクワク楽しめるようになると不思議とエネルギーが出てきます。50代といえども、人生はこれからだという思いが未来を照らすのです。

まずは、まめに鏡をみることから始めてみてはいかがでしょう。