タロット占いの詳しい解釈と意味　小アルカナ『ソードのペイジ（ＰＡＧＥ）』

１本のソードを両手に持ち身構えている人物が描かれたライダーウェイト版小アルカナ『ソードのペイジ（ＰＡＧＥ）』には、どんな意味が隠されているのでしょうか。

タロットカードの『ソードのペイジ（ＰＡＧＥ）』を詳しく読み解いていきます。

背景の大空には、大きな雲が漂っています。
遠くには、積乱雲のような雲の下に山脈と強い風にたなびく木が見えます。

両手にソードを持った青年は、小高い丘の上に立ち、息をひそめながらも鋭い視線で周囲を警戒しています。
背後にも警戒を怠らないのは、秘密裏に何かがあることを暗示し、何かをしようとしているのかもしれません。

青年の頭上には、１０羽の鳥の群れが描かれ、精神の昂りや創造性などを示しているようです。

嵐の前の静けさの中、困難を待ち構えている青年の姿からは、危機意識が非常に高まっていて、一触即発の状態であることが分かります。何かが起こるかもしれない状況に対する用心深さと現状を冷静に分析する能力が活用され、警戒心は最大級です。

・状況を見極めようと慎重になります。

・重大な秘密を抱えます。

・要領よく立ち回ろうとします。

・理想と信念を見つめてます。

・予期しないメッセージが届きます。

・学びや発見になる出来事があります。

・隠されていたことを暴きます。

・正しいことをしようとします。

【その他のキーワード】

・外交的・順応性・飽きっぽい・変化・強い好奇心・用心深い・スパイ行為（監視）・重要な書類・試験・セールスマン・エンジニア・ツアコン・通訳

【どんな人？（人物像）】

外交的で知性があふれ不屈な精神の人物で、堂々としています。警戒心が強く状況を見極め、慎重に行動するので、危機管理能力が優れているともいえます。強い好奇心と軽快さが飽きっぽさも強めます。

静かに周囲の出方を探りつつ、いつトラブルに巻き込まれても誠実に対応しようと心構えは万全な状態です。
難しい問題には、情報などを与えてくれる専門家の助けが必要になるかもしれません。

～人間関係全般～

お互いの状況を理解し、つかず離れずの関係を保とうとします。

パートナー（恋人や夫）がいる場合…駆け引きで、お互いを知ろうとしそうです。

パートナーがいない（募集中の）場合…知性的な人との出会いが期待できます。

こころに思う（片思いの）人がいる場合…秘密の恋にどっぷりつかります。

仕事面…気が抜けない状態です。２つの仕事に携わるかもしれません。

健康面…体調不良に神経をとがらせます。

経済面…ピンチの中で、よい情報を得られそうです。

他人に弱みを見せられないと思うあまり、必要以上に失敗を恐れています。頭がいいのはいいことですが、計算のしすぎや用意周到にしすぎると逆効果になる可能性も出てきます。
慎重さは維持しながらも、効率にも目を向けましょう。

状況次第では目立たないように静かにしている方がよさそうです。もちろん、秘密はしっかりと守りましょう。

・人を手玉に取ります。

・計算高くなります。

・疑心暗鬼になります。

・厳しい状況に陥ります。

・軽率な行動をします。

・甘い考えが失敗を招きます。

・信用を失います。

・秘密（裏工作など）がばれます。

・反抗心が生まれます。

・真実がさらされます。

【その他のキーワード】

・猜疑心・自滅・裏切り・不器用・準備不足・損失・残忍・病気

【どんな人？（人物像）】

基本的に攻撃的な性格です。知性がするどすぎて疑い深いので、人を信用しません。気分屋・ずる賢い・嫌味な人という印象で、予測不可能な行動をします。

自分では状況をちゃんと分かっているつもりですが、実際は見通しがつかないほど厳しい状態に陥っていることが理解できていません。警戒心はあるものの、どうしても脇の甘さが目立ってしまいます。うっかり発言やちょっとした油断が信頼や大切なものを失くすことにつながりそうです。混乱を巻き起こす予期しないニュース（秘密暴露）があるかもしれません。

～人間関係全般～

腹の探りあいや秘密の共有などで、こころが休まりません。

パートナー（恋人や夫）がいる場合…乾いた関係に相手に対して疑いを持ってしまいそうです。

パートナーがいない（募集中の）場合…公にできない人と縁があるかもしれません。

こころに思う（片思いの）人がいる場合…相手に不信感を抱きそうです。

仕事面…自業自得とも言えますが、思わぬピンチに追い込まれます。

健康面…病気になります。

経済面…頭脳犯罪のようなことに手を出しそうです。

警戒心はあるものの不器用なので、失敗したくないのなら、これでもかと準備を万全にするしかありません。うっかりミスにも十分注意を払ってください。

人から裏切られやすいのは、そもそも疑い深く他人を信用できないせいです。信用しなければ、信用されないのも仕方ありません。秘密をばれされたり、騙されたりしたくなかったら、自分語りはしない方が賢明です。

『ソードのペイジ（ＰＡＧＥ）』は、試練の訪れを予感させるカードです。

「ありがとう。でも結構です。」という危険な状況に陥るかもしれませんが、試練の時だととらえることができれば、成長できるチャンスになります。歳を重ねるとどんな過去も懐かしく思うことができるようになるものです。辛い経験も何年かすれば、過去の出来事に過ぎません。起こったことを素直に受け入れ、不屈な精神で誠実に乗り越えることを目指してください。

『ソードのペイジ（ＰＡＧＥ）』では、困難な状況もひとつの経験だと楽しめる余裕を持てるかどうかが問題を乗り越えるカギになりそうです。