タロット占いの詳しい解釈と意味 小アルカナ『ペンタクルスの8(Ⅷ)』

タロット占い

ライダーウェイト版小アルカナ『ペンタクルスの8(Ⅷ)』のカードには、8枚のペンタクルスが描かれていますが、そのうちの1枚を職人が熱心に製作している最中です。

タロットカード『ペンタクルスの8(Ⅷ)』の隠された意味を詳しく読み解いていきます。

タロットカード『ペンタクルスの8(Ⅷ)』説明と解釈

背景には、灰色の空が広がっています。左側の遠くに見える街には、緑豊かな丘と赤い屋根のお城が建っています。緑の丘から向こう側のお城には、黄色の道が続いています。

右側には、空に向かって真っ直ぐに伸びる太い樹木と6枚のペンタクルスが描かれています。

樹の下では、職人が長方形の作業台にまたがり、金づちとノミを使ってペンタクルスを彫っています。地面には、1枚のペンタクルスが落ちています。

職人は、青いチュニックに白いベルトをしめ、黒い前掛けをしています。足には、赤いタイツと茶色のショートブーツをはいています。

彼の表情からは、無心に作業をしていることが読み取れます。彼は、情熱をを内に秘めた真面目な職人です。黙々と地道な努力を積み重ね、実績を積み上げてきています。

彼の能力は、もうすぐ認められそうです。緑の丘からお城に続く道が成功に向かう道の途上にいることを暗示しています。

『ペンタクルスの8(Ⅷ)』正位置が出たときの意味

・スキルを磨きます。
・精を出して働きます。
・資格が取れます。
・昇進します。
・一生懸命に働きます。
・新しい技術を学びます。
・実績を積み上げます。
・真剣に尽力します。
・手抜きをしません。
・こだわります。
・ひとつのことに打ち込みます。

【その他のキーワード】
・勤勉・知識・真面目・修行・細部・几帳面・努力・調査・学ぶ・根気・自己発見・職業訓練・研究・修行

『ペンタクルスの8(Ⅷ)』正位置の具体的なリーディング例

集中力が高まっています。やる気に満ちあふれ、無心に打ち込んでいます。目標に向けて地道にコツコツと取り組んだことが確かなものとなりそうです。成功が1歩ずつ近づいてきています。

~人間関係全般~
周りに流されることや空気を読むのが苦手でも気づかえる関係です。

パートナー(恋人や夫)がいる場合…さりげない気づかいが功を奏しそうです。まめに連絡を取りましょう。

パートナーがいない(募集中の)場合…不器用でも誠実に行動すれば、いい出会いに恵まれる可能性があります。

こころに思う(片思いの)人がいる場合…一心にアピールすることで、チャンスが訪れそうです。

仕事面…やる気が出て、仕事に没頭します。専門性や細かいチェックが大切になります。

健康面…規則正しい生活や食事などにこだわります。

経済面…コツコツ積み立ててきたものが財産になりそうです。

『ペンタクルスの8(Ⅷ)』正位置対策や解決策(アドバイス)

なにかを極めて目標を手にしようとするなら、正しい知識を持って続けることが大切です。さらに丁寧な仕事を繰り返すことで、職人レベルに達することができます。
損得で考えるよりも、誠実にこだわることを目指しましょう。

確かな結果を手に入れるには、それなりに時間がかかります。集中しすぎて周りが見えなくならないように、少し肩の力を抜くくらいがちょうどよいかもしれません。

『ペンタクルスの8(Ⅷ)』逆位置が出たときの意味

・集中できません。
・能力や才能の使い方を誤ります。
・知識や技能を悪用します。
・仕事を失います。
・没頭しすぎます。
・努力をしません。
・いい加減な態度です。
・約束をやぶります。

【その他のキーワード】
・不真面目・怠惰・手抜き・ミス・無気力・大雑把・無頓着

『ペンタクルスの8(Ⅷ)』逆位置の具体的なリーディング例

様々な邪魔が入り、注意力が散漫になってしまいます。真面目にやっているように見えて、本当はやる気がなく怠けています。

~人間関係全般~
うんざりして、イライラすることになりそうです。適当に付き合う表面だけの関係になります。

パートナー(恋人や夫)がいる場合…自分本位で、中途半端な状態です。

パートナーがいない(募集中の)場合…出会いがあっても誠実でなかったり、しつこかったりします。

こころに思う(片思いの)人がいる場合…相手には、付き合っている人がいる可能性があります。

仕事面…仕事に集中できません。不注意からミスをしたり、期限に間に合わなかったりしそうです。やる気がないので、力の出し惜しみになります。

健康面…暴飲暴食をはじめ悪い生活習慣にはまりそうです。

経済面…金払いが悪くなるか、反対に財布のひもが緩みすぎるかの両極端になります。

『ペンタクルスの8(Ⅷ)』逆位置対策や解決策(アドバイス)

集中力に欠けるときは、よそ見をしたくなります。今やらなくてもいいことをして、やらなくてはならないことが片付かないという状態になるのは、よくあることです。
やる気がないときにひとつのことに集中するのは難しいことですが、時間配分などの工夫をしてやり遂げるように努力してみてください。

とは言え、集中しすぎると他のことが目に入らなくなるということがあります。対人関係では、しつこいと嫌われるので、ほどほどを心掛けるようにしましょう。

タロットカード『ペンタクルスの8(Ⅷ)』意味まとめ

『ペンタクルスの8(Ⅷ)』のカードが出た時は、細かいことにも熱心に取り組む姿勢が求められます。一般的には、細かいことにこだわらないおおらかな性格で少しくらいいい加減な人の方が好まれるものです。そうでない真面目さや勤勉さは、ときには神経質に取られ、嫌われる元になることがあります。しかし、一心に努力した積み重ねが実を結んで自分の能力になっていくと考えれば、必要なものだと言えるのです。

周りから認められるほどの目標達成を求めるならば、すべてを捧げるくらいの集中力が必要になります。集中力こそが自分の能力に奥行と幅を持たせ、その分野での視野を広げることにもつながっていきます。『ペンタクルスの8(Ⅷ)』は、今は修行のときだと思って目の前のことに集中する必要性を暗示するカードなのです。

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