緊張しやすい人は緊張感よりも呼吸に集中しよう!

メンタルヘルス

初めてのことや慣れないことに緊張するのはごく自然なことですが、世の中には、ちょっとしたことに緊張しやすい人がいます。

緊張しやすい人は、あまり緊張しない人に比べてどうしても疲れやすくなりがちです。
それは、普段の生活が緊張の連続になってしまっているからだと考えられます。
頻繁に起こる緊張感は、ストレスを増やし、心身の健康を害する原因になることもあります。

どうしても緊張してしまう・いつも緊張しやすい人は、どうしたらいいのでしょうか。
今回は、緊張しやすい人が緊張感を減らす方法を探ってみました。

緊張しやすい人の性格

一般的に緊張しやすい人は、自分にあるいはそのことに対して自信がありません。

性格的な特徴でいえば、真面目で責任感が強い人が多いようです。真面目で責任感が強いと必然的に完璧主義になるので、上手にやらなければいけない、失敗は許されないと考えます。

さらに他人の目を気にする性格だと周りからのプレッシャーを感じ、緊張度が増すことになります。(わたしも厳しい上司やダメ出しが得意な同僚を意識するだけで緊張してしまうときがありました。)

また、過去の失敗が緊張感の原因なのかもしれません。

人一倍緊張しやすい人には、上記のようにそれぞれの事情があり、強い思い込みや独りよがりになっている面があります。

緊張しやすい人は慣れるしかない?

人間社会で生活していれば、どんなに避けても大勢の人の前に立ってスピーチをしたことが一度や二度あると思います。わたし自身も、学校はもちろん地域の集まりや会社などで経験しました。元々のスピーチの得意下手に関係なく、スピーチの回数を重ねると緊張度は少なくなっていくものです。

当たり前と言えば当たり前ですが、人の前に立つこと、緊張すること、スピーチすることを何度も繰り返すと慣れます。慣れは、緊張感を減らします。自分に自信をもつことも大切ですが、確実に緊張しなくなるには、慣れることが王道だと言えそうです。

緊張しやすい人は呼吸を意識する

自信がなくても緊張しない方法は、その状況に慣れるのが一番確実です。
しかし、緊張しやすい人は、慣れた状況でも緊張してしまいます。原因のひとつには、緊張しやすい人は、日頃から呼吸が浅いことがあるようです。

呼吸は生きものにとって生きている証しなのですが、緊張すると浅く早くなる特性を持っています。緊張しやすい人は、日頃から呼吸が浅い傾向です。ちょっとしたことにもすぐに動揺し、身体が硬直そのまま戦闘状態に入ります。

人の身体は、緊張を強いる場面に遭遇して闘争か逃走かと反応しているときは、交感神経が活発になり、筋肉がこわばります。そんな状態の中、自然と湧きあがる緊張感や不安感を失くそうとすることは、普通はなかなかできません。

しかし、呼吸は違います。普段は無意識に息をしていて自然と遅くなったり早くなったりしている呼吸でも、意識することでコントロールすることは可能です。呼吸を意識することができると緊張感から解き放たれて我に返ります。自分の気持ちを冷静な目で観察することもできるのです。

緊張しやすい人は緊張感より呼吸に集中

乱れた呼吸に気が付くことができれば、呼吸を整えていくことができます。ゆったりとした深い呼吸は、体の緊張を抑える働きがあるので、緊張感を減らしてくれます。呼吸は、直接不快感を失くすことは無理でも、身体の緊張をほぐすことはできるのです。

リラックスしようと力んでしまうと悪循環に陥ることになります。力むことは、身体の緊張感そのものです。どうしても緊張感を失くそうとするのを目的にしないで、ゆっくりとした呼吸を心掛けるようにしてください。呼吸を制すれば、緊張も制することができると言えるのです。

呼吸は、生きている証しであると同時に、不快な感情を追い払ってリラックスするために使えるアイテムでもあります。魔法の杖のような呼吸を意識し、上手に使っていきましょう。

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