タロット占いの詳しい解釈と意味　小アルカナ『ソードの４（Ⅳ）』

教会で横たわる騎士が描かれたライダーウェイト版小アルカナ『ソードの４（Ⅳ）』には、どんな意味が隠されているのでしょうか。

タロットカードの『ソードの４（Ⅳ）』を詳しく読み解いていきます。

教会の美しいステンドグラスで装飾された窓には、聖母マリアに祈りを捧げる様子が描かれています。小さいながらも色とりどりに光り輝いています。

灰色の壁には、３本のソード（剣）が立て掛けられています。

寝台には、騎士が目を閉じて仰向けに寝ています。
横たわっているとは言え、胸の上で手を合わせている姿は一心に何かを祈っているようにも見えます。微動だにもしない様子は、まるで銅像のようです。その下には、１本のソードが刻まれています。騎士も寝台も山吹色に染まり、夕暮れ時か朝焼けをイメージさせます。

騎士は、戦いから一時的に戻り、疲れたこころとからだを癒しています。
回復したら再び戦いに身を投じなければなりません。静かに休養を取り、次の戦いに向けて態勢を整えようとしているのです。

・充電する時間が必要です。

・ゆっくり休みたいと思います。

・一時的に停滞します。

・戦いに疲れて、一時休戦します。

・一人静かに内面を磨くときです。

・リフレッシュが必要です。

・未来に向けて準備します。

【その他のキーワード】

・謹慎・ストライキ・待機・休息・休養・退避・孤独・黙想・瞑想・入院・棺（墓）

物事が減速傾向になるので、じっくり考える時間ができます。
目標を達成するためにも、疲れが出たら十分な休養が必要になります。

～人間関係全般～

ちょうどよい距離感の関係です。

パートナー（恋人や夫）がいる場合…現在進行形のこと（ケンカや結婚話など）が一時ストップします。

パートナーがいない（募集中の）場合…パートナー探しは、一時中断します。

こころに思う（片思いの）人がいる場合…片思いに疲れが出て、気持ちが冷めるかもしれません。

仕事面…進行中のものは、一旦保留になります。休暇などで一時的に仕事から離れます。

健康面…体調不良になります。入院の可能性もありそうです。

経済面…うまくいっていたことが停滞します。

精神的にも肉体的にも疲労が蓄積しています。どんなに忙しくても、たまには休みましょう。もし休むことができなければ、せめて十分な睡眠時間を確保するようにしてください。疲労回復には、寝るのが一番です。

また、忙しさにかまけて自分と向き合うことがおろそかになっています。自分を見つめ直す1人の時間も設けましょう。

・回復します。

・再開します。

・ストレスが解消します。

・建設的に話し合います。

・慎重に応じます。

・休暇が終わります。

・ブランクを克服します。

・体力が回復します。

【その他のキーワード】

・再始動・再開・ステップアップ・気づき・充実

ストレスが多い状況でもエネルギッシュに立ち向かいます。
心身が充実し、目から鱗が落ちるような気づきがあります。

～人間関係全般～

新しい関係へステップアップします。本音で付き合えそうです。

パートナー（恋人や夫）がいる場合…話し合いをするなどして、一歩踏み込んだ
関係になります。

パートナーがいない（募集中の）場合…世間の価値観ではなく、自分にぴったりなパートナーを探そうとします。

こころに思う（片思いの）人がいる場合…告白したくなります。

仕事面…休暇が終わります。新たな体制でスタートします。

健康面…体調が回復します。入院していた人は、退院できます。

経済面…低迷していた状態が回復します。

十分に回復しているのにやる気が出ず、ダラダラとのんびり過ごす癖が抜けないようです。
やる気が出るのを待とうと休み過ぎるとどんどん億劫になってしまいます。ずる休みは、ダメです。
再び動き出す勇気が出なくても、ときがきたら動き出すべきです。前向きに行動しましょう。

風の時代と言われる現代は、世界が目まぐるしく変わっています。情報があふれ、次から次へと新しいものが出てくる忙しない世の中は、じっとしていることを許しません。様々な誘惑は、いつもわたしたちを追い立てられているような気持ちにさせます。

そんな毎日だからこそ、静かな1人の時間が大切になるのです。状況にただ流されていては、自分の本当の気持ちは置き去りにされてしまいます。自分の本音に気づくには、日常から一旦離れる必要があります。

難しい問題やトラブルも同じです。一旦離れ保留にすることで、解決策が見つかることがあるのです。

『ソードの４（Ⅳ）』は、休息の必要性を表しています。静寂がこころとからだに新たなエネルギーを生み出し、前向きなステップアップへとつながっていくことを教えてくれているのです。