繊細すぎて敏感すぎて生きづらいはもう一人の自分が救ってくれる

メンタルヘルス

神経が繊細で敏感すぎる人は、ちょっとしたことにも過敏に反応していしまいます。
思い込みが強く感情に流されやすい傾向なので、おどおどしてしまうこともあります。

毎日が生きづらく人生までも灰色に思えてくると、なすすべもなく時間が解決してくれるのを待つしかないように思えてきます。

しかし、諦めなくてもいいのです。どんな状況でもどん底の気分から這い上がることはできるのです。

どん底から這い上がる方法とは

わたしたち人間は、落ち込むと精神的なバランスを失う生きものです。
困難な状況に追い込まれたり、精神的な落ち込みがひどくなると怒りや憎悪に憑りつかれてしまいます。世の中が灰色の世界に変わってしまったように目に入るものはもちろん、聞くことすべてがネガティブ思考の対象になります。そうなるとポジティブシンキングは絵空事です。近くの人はもちろんこの世のすべてが敵のように思えてきます。現実から逃れたいあまりに頭に浮かぶのは「みんな消えてなくなってしまえばいいのに。」や「消えてしまいたい。」という自分勝手な願いです。

バランスを失ったこころは、たとえ前向きに考えようとしても耳を傾けるどころか暴走してしまいます。

どん底レベルのネガティブ思考にはまってしまった場合、自力で気持ちを切り替えることは至難の業です。ましてや、精神的な病気にかかってしまうともっと難しくなります。

そこで有効なのが、自分の視点を脱するという方法です。

客観力を意識する

自分のことを第三者的な目で眺められるようにならないと困難や自分を傷つけた人を本当の意味で許すなどということは、きれいごとでしかありません。

自分自身から距離をとり、まるで他人事のように周囲の状況を見つめることができたとき初めて気持ちに変化が起こるのです。自分を傷つけている苦痛から少しずつ自由になり、もっと客観的にものごとを眺めることも可能になっていくのです。

客観的になるとは、自分以外(他人)の視点に立つということですが、あなたは、メタ認知という言葉をご存知でしょうか?

メタ認知とは、「メタ(高次の)」という言葉が指すように自己の認知のあり方に対して、それをさらに認知することである。
「客観的な自己」「もうひとりの自分」などと形容されるように現在進行中の自分の思考や行動そのものを対象化して認識することにより、自分自身の認知行動を把握することができる能力である。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

簡単に言えば、自分の感情や思考を第三者になったような気分で、自分よりひとつ上の視点に立ったり引いたりして、客観的に感じたり考えたりする、いわゆる振り返りのことです。

たとえば、人の顔色をすぐうかがってしまう癖のあるわたしがよくやりがちなのが、「最近、○○さんの様子がおかしい。もしかしたら嫌われたのかも?」という考え方です。
それは、わたしが認めたひとつの見方やひとつの考えになります。

対して「そう見えるのは、もしかしたらわたしが嫌われるのを恐れて、嫌われたらどうしよう?、嫌われているかもしれない…などとちょっとしたことにも過剰に反応して堂々巡りしているからじゃない?」という考え方をするのが第三者であるもうひとりの自分です。

少しでもメタ認知することができれば、人はある程度、自分を客観視することができるのです。

客観力のすごい効果

メタ認知を高めると起こっている状況にのみこまれて傷つくことを防ぐことができるようになります。

自分の視点から少し離れることで、物事を他人の視点で見られるようになるのです。
さらに磨きがかかれば、自分に起きていることを理解し、受け止め、自分を取り巻いている環境を含めて俯瞰できることにつながっていきます。

メタ認知の代表的な方法で一般的に知られているのが、認知行動療法という方法です。

ある程度のレベルでメタ認知が身につくと、自然と自分を客観視することができるようになります。
最終目標は、自由で大きな視野からものごとを見ることです。

簡単にはたどり着けない境地ですが、生きづらい人生の原因になっているあなたの苦しみを乗り越えられる可能性を秘めています。

繊細で敏感すぎのあなたを救う~まとめ~

過敏傾向が強いと疲れやすく、ちょっとしたことにも深い傷を負いやすいものです。
わたしは、年齢とともに図太くなってきたとは言え、いまだに繊細すぎて敏感に反応してしまう癖が抜けません。「まぁ、いいか。」とちっちゃいことは気にしないように心掛けていても、気を抜くとこだわっているときがあり、無駄に神経が疲れていることも度々です。

少しでも自分以外の視点に立つことができれば、気持ちを切り替えるキッカケが生まれます。そして客観力を発揮できたとき、精神的な余裕が生まれ、バランスを取り戻すのです。

傷つきやすいこころは、危険区域とも言えます。
ちょっとしたことにも過剰に反応して、関係者以外立ち入り禁止区域になってしまうことがあります。
しかし、その場所には、タロットカードの『隠者』のような賢者も存在しています。
自分だけど自分じゃないもうひとりの自分である『隠者』を意識することは、簡単そうで意外と難しいことかもしれません。
それでもあなたを救うのも、あなたの人生を変えるのも、あなたの中の『隠者』がカギを握っているということを忘れないでください。

ピックアップ記事

関連記事一覧

error: Content is protected !!